2021年度 理事長所信

「CHANCE!」

基本理念

「人とまちの魅力、優しさが調和する豊かな明石の創造」

基本方針

例会を大切にしよう

成長のチャンスを掴み取ろう

恐れずに変化しよう

品格ある青年経済人としての自覚をもとう

人に対する優しさをもとう

明石における青年会議所運動は、1959年に56名の尊敬すべき先輩諸氏により始められました。
戦時中6回にわたる空襲によってまちの約6割を焼かれた明石も高度経済成長期ではあったものの、まちの課題が多数存在したことは想像に難くありません。
先輩諸氏のまちをより良くしたいという精神は今の時代にも引き継がれています。昨年度、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、日本国中、もちろんこのまちにも多くの課題を突きつけました。
このような状況下でも明るい豊かな社会を目指すための青年会議所運動の必要性は全くもって変わりません。それどころか、まちが危機にある中、危機を脱するための青年会議所運動の必要性は増しています。
このような時代だからこそ先輩諸氏が苦難の中、まちのために立ち上がり、尽くしてきたことに想いを致し、今こそ青年会議所運動を推し進めましょう。ただ、多くの制約がある中、従来通りの運動・活動を思うようにすることはできないかもしれません。
また、現在の社会は、自粛を余儀なくされることが多々あり、人々の心の距離は離れ、ぎすぎすした社会になっています。自粛警察といった言葉に象徴されるように、厳しさのみをもって他人に対して接する人が増加しています。そのようなときだからこそ、JAYCEEは人に対する優しさや思いやりを忘れず、人と人との距離をつなげる、そのような心構えで活動をしていきましょう。我々は、社会を変革する団体です。我々の運動・活動をも変革することを恐れてはなりません。また、この激動の社会の中で、先んじて変革を成し遂げましょう。

青年たちよ、
今こそ行動しましょう

一般社団法人明石青年会議所
第62代理事長  葭岡 倫矢

まちに活気を

明石市は、近年人口が増加しており、30万人に達しました。
人口増加とともに税収が増加するなど経済も上昇する兆しを見せていました。
しかし、コロナ禍により消費も落ち込み、実質GDPもリーマンショック以上の落ち込みをみせるなど、日本全体が下降傾向にあります。明石の経済もまた然りです。
我々青年経済人はこのような状況下で何ができるのか、将来を長期的にも見据えることのできる我々には多くの選択肢があるはずです。
これまで推進されてきたSDGsの観点を活用して持続可能な経済を築き上げましょう。
道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。 まちに活気を取り戻すためには、経済と道徳を両輪として推し進める必要があります。
道徳心を持って、まちに経済を取り戻しましょう。
SDGsの理念である誰も取り残さない社会の実現に向け、再びまちに活気を取り戻しましょう。

子供たちの心に残る夏を

明石は東西に広く海と接しており、その海の恩恵を多く受けています。
我々が育ったまちには常に海があり、多かれ少なかれ海での想い出はかけがえのないものとして残っています。
2012年から始まった大蔵海岸での事業は、海を中心に安心・安全であることを一つの軸として実施されてきました。
明石青年会議所は、これまでの事業を通じて蓄積された安心・安全のノウハウを強い意志を持って引き継いできました。 我々は、明石の強みである海、これまで蓄積してきた安心・安全のノウハウを活かし、子供たちに最高の夏の想い出を提供することができます。
子供はまちの宝です。無限の可能性を秘めています。
将来明石の子供たちが明石で活躍するにしても,明石の外で活躍するにしても,明石に対する郷土愛を持って活躍してくれることによって明石に大きな利益をもたらします。 明石のまちで子供たちに最高の想い出を提供しましょう。

会議のための準備徹底を

明石青年会議所には、総会、理事会、正副理事長会議、財務規則審査会議、委員会、スタッフ会議とたくさんの会議があります。
設営主体、会議体の目的、構成メンバー、会議方法等、異なる点は多く、それぞれに異なった役割があります。
そのうち、財務規則審査会議は、2017年に前身の総務審査会議が発足し、現在では明石青年会議所の中で最も機動的に重要事項を判断すべき理事会の準備のための会議として欠かすことのできない存在になりました。
財務規則審査会議には、理事会に議案を上程させないほどの大きな権限が与えられていますが、それは同時に大きな義務ともなります。
その義務を果たすための体制・仕組み作りは必須です。

明石青年会議所の活動の方向を定めるための基本となるのは議案です。
いかなる事業も議案に基づいて構築されていきます。まちにインパクトを与える議案を作成する過程に携わることができるという“楽しさ”をメンバーに理解してもらえるよう努めましょう。

会議設営の基本は全て同じであり、周到な準備、入念な会議スケジュールの確認は必要不可欠です。
会議体メンバーの貴重な時間を浪費しないよう、設営主体は準備に十分な時間をかけ、充実した会議運営を行ないましょう。

限られた時間の中でできる限り多くの、また最良の意思決定をしていきましょう。

メンバーを増やす事の意義を理解しよう

2015年の年当初、明石青年会議所は27名と過去最少のメンバーでのスタートとなりました。
先輩諸氏のたゆまぬ努力により、その年に27名の新入会員を迎え入れ、その年以降、純増を続け、まちへの影響力を増大させてきました。
拡大活動によって、多くの人がメンバーとなり、多くの価値観を取り入れ、大きな運動を展開することによって、まちに対して強くより良いインパクトを与えることができます。
また、多くの人との出会いは、「人は人でしか磨かれない」という言葉に代表されるように、会員自身の成長につながります。 昨年のコロナ禍で拡大活動にも多大な制約が課せられ、思うように活動ができませんでした。
しかし、2015年からこれまでの拡大活動の履歴は、そのノウハウ・仕組みが集約されて残されていますし、コロナ禍の中、WEBでの人との出会いの可能性も切り開かれました。
拡大活動は、一人が行動して成し遂げられるものではありません。
拡大の責任者に求められるのは、メンバーの得意分野や能力を把握し、役割を与えることです。
勇気を持ってメンバーに役割を与え、全うしてもらいましょう。 会員拡大をするということはノルマを課されているということではありません。
会員拡大によって得られるものは、新しい価値観との出会いであり、それによって自身の成長のきっかけとなります。
会員拡大は、世のため人のためであり、ひいては自分のためです。
我々は良い活動をしているという信念をもち、その活動をより良くするため、また多くの人に参画してもらい、その人々の成長につなげるために拡大活動をしているのです。

計画的・効果的な広報を

青年会議所には広報すべきたくさんの魅力があります。
完成された事業だけでなく、その事業を完成させるに至ったプロセス、その事業を企画した委員会、アイデアを出したメンバーの人柄など、枚挙にいとまがありません。これらの魅力をどのように発信するのか、綿密な計画が必要です。
一年間を通した具体的な広報計画を立て、一貫性のある広報を効果的にしていきましょう。 また、広報の対象として、世代や性別のほか、人それぞれの属性に着目した切り口で様々な魅力を伝えることが必要です。
特に、未だ見ぬ見込み者に対して、心に響く広報が必要です。 広報において、事実を伝えるだけでは不十分です。
伝える対象の良さを巧みに伝えなければなりません。
他者に自らの良さを巧みに伝えるためには、表現力が問われます。 表現力を磨き、誰に対してどういった媒体を用いてどういった内容を発信するのか、考え抜きましょう。

明石を俯瞰しよう

明石のまちで、まちのことを良く知り、まちをより良くするために地元で活動することは、明石青年会議所メンバーとしては最も基本的かつ重要なことです。
しかし、明石を出て、ほかのまちや日本全体、あるいは世界から明石を見たり、他地域の人の価値観に触れたりすることで、より深く明石を知ることができ、また違った見方をすることもできます。
明石で働き、住み暮らす我々にとって、明石を出て、明石を見ることができるのは、自身の成長や成長したメンバーがもたらすまちへのインパクトという意味においてチャンスであるといえるでしょう。
そのようなチャンスは青年会議所では出向や京都会議・全国大会等の各種大会という形で無数に存在します。そのチャンスは他人に強制されるだけでは得にくいものであり、積極的に掴み取りに行くことで、自分の成長につなげることができます。 明石青年会議所は、チャンスを掴み取りに行く人を全力で支援します。出向などにより成長したメンバーは必ず明石に新たな価値観をもたらしてくれるでしょう。
是非明石を俯瞰するチャンスを掴み取りましょう。

時がきらめくまち明石を創造しよう

明石には東経135度、子午線が走っています。
子午線が通るまちは明石だけではありませんが、子午線と言えば明石という認識は,市民の間で広がっています。
時といえば、まさに時刻ですが、それ以外にも明石には時を感じさせるものや事柄がたくさんあります。明石をより時のまちとして輝かせるためのヒントを見つけ、時の記念日制定に向けた大きなムーブメントを起こし、時というテーマを軸としてまちづくりの可能性を探り続けましょう。
時のまち明石という特色、海産物や農産物といった資源のほか、まだ明石には他地域から見たときに埋もれている地域資源があるはずです。それらの資源を用いて、近隣地域をも巻き込んだ大きな流れを作りましょう。 時のまち明石とともに、多くの魅力を他地域に向けて発信し、時のまちの可能性を探りましょう。

より実践的な安全を

明石青年会議所は、2017年から防災事業を始め、市民の間に防災意識を根付かせることができました。
また、近年の災害においても被災地支援にいち早く動くなど、明石青年会議所の防災意識は格段に上がっています。
より実践的な安全を学ぶことで、我々の防災活動は高度な知識の裏打ちのもと、より助けを必要としている人たちのところへ届けることができます。
また、現在の日本は、近隣諸国からの脅威を常に受ける形になっており、いつ有事が起こってもおかしくない状況です。有事への備えは平時にしかできません。防災に関する実践的な知識は、災害のみならず、他国からの脅威に対する対応にも力を発揮します。
災害やその他有事に対する備えをすることは、イデオロギーを超えて人々の結束を強くし、まちを強くします。
安全が脅かされる状況をチャンスととらえ、有事に備えましょう。より実践的な安全を確立しましょう。

すべてのメンバーに成長の機会を

2015年を転機に会員拡大に成功し続けた明石青年会議所は、現在会員歴の浅いメンバーが大多数を占めるに至っており、新入会員に対して成長の機会を提供できる側のメンバーが不足しています。
成長の機会を提供するというのは、何かを直接的に教えることではなく、青年会議所を存分に使いこなして自身の成長につなげる方法を教えるということです。これまで先輩諸氏は、青年会議所という学び舎を我々後輩に残してくれました。我々が在籍するメンバーへ成長の機会を提供できなければ、学び舎としての存在意義を失ってしまいます。
成長の機会を提供する側のメンバーもまた、成長の機会を与えられていることを忘れてはなりません。新入会員のニーズを汲み取り、アプローチの仕方を工夫しましょう。新入会員は新たな価値観の宝庫であることも忘れてはなりません。新入会員が自らの価値観を披露することのできる土壌作りをしましょう。
多くのメンバーを迎え入れた今がチャンスです。限られた時間の中で、最善と思われる方法ですべてのメンバーに成長の機会を提供しましょう。

結びに

我々は、自費自弁によりまちのため、人のために活動しています。
時には青年会議所に様々なことを言う人がいるでしょう。自ら所属する団体の評価を決めるのは我々自身であって、ネガティブな感情に流される必要はありません。
健全な批判であれば、それは我々自身や青年会議所が成長するチャンスです。我々は自分自身の活動に誇りをもち、社会をポジティブに変化させていきましょう。
もしあなたが、現在の明石青年会議所に対して、より良くするためのアイデアを抱いているなら、それは明石青年会議所にとってもあなたにとってもまたとない成長のチャンスです。
組織は変わらないと諦めてしまうことは簡単です。組織に対し、真正面から意見し、変えていくことは大変です。しかし、どちらに明るい豊かな未来が待っているでしょうか。
また、今般のような苦しい状況だからこそ、我々はより良い方向に変化するチャンスであり、組織を変革する絶好のチャンスだともいえます。自ら変化を求めていくことも重要ですが、時代に求められ変化することも決して悪いことではなく、恐れてはなりません。

さあ、あなたも我々も変革の時です。

今こそ「チャンス」です。動き出そう