私たちには、選挙権があります。
今でこそ、投票は義務であるとまで言われるようになりました。
この選挙権、
1925年以降前は、一部の富裕層の、しかも男性にしか認められていない、非常に偏った権利でした。
つまり、一般市民が政治にかかわることなど、許されない時代が、この日本にありました。
もちろん、ここに不満を持つ市民により、各地で様々な運動が湧き起こり、
20年後の1945年にやっと今の制度に改正されました。
ご存知でしたか?
この選挙権という権利は、もともと与えられていたものではなく、
先人の方々の約20年にわたる長い戦いによって勝ち取られた権利であることを。
選挙に行かない。ということは、すべてを放棄する。ということです。
ハチドリのひとしづく。というお話があります。
南米に生息する世界で一番小さい鳥のお話です。
ある日、森が火事になります。
他の動物たちは、すべて逃げ出したのに、
ハチドリだけは、川で水を含み、森へ運びます。
一滴だけしか運べない姿を見て、逃げた動物たちは笑います。
「そんな事をして何になるのだ」と。
ハチドリは答えます。
「私は、私にできることをしているだけ」
「私にできること」は「私にしかできないこと」でもあります。
あなたの1票はあなたにしか行使できません。
先人の方々から受け継いだ「権利」という、貴重な財産を無駄にしない為に、
是非、投票に行きましょう。